あれるぎいせいびえん

アニメや同人誌、音楽など

2020映画ランキングトップ10

2020年に日本で公開された映画の中で僕が映画館や配信で見たものを
トップ10のランキングにしました。
とりあえず記録として。。。10位から!
 
 
⑩アルプススタンドのはしの方
原作が高校演劇の作品。
12/31にアマプラで見て10位に滑り込み。
野球部の甲子園の試合に駆り出される生徒たち。
これも最後がいいんですよね。。。
元が演劇なのでほとんど画面は変わらず、主要な登場人物も少なめ。
それをしっかりと映画として71分でしっかりエモさを出してくる構成が見事ですね。
もっと早く見ればよかった。

⑨アンカット・ダイヤモンド
Netflix配信。
アダムサンドラー演じるギャンブル狂い主人公が最高。
こいつが行き当たりばったりでイライラするんだけど最後は応援してしまっている自分が居ました。
巻き込まれる主人公周辺の人物たちの「またかよこいつ。。。」的な呆れ顔も見どころ。
実際にあったNBAの試合と絡むストーリー。これはドキュメントなのかフィクションなのか。
ぶつかり合う意思、欲望が思いもよらぬ方向に転がり、爆発する。
こちらもラストシーンの絶頂具合が最高。声でます。
 
 
ジョジョ・ラビット
ユダヤ人の年上お姉さんとヒトラーを崇拝する少年。
おねショタで片付けたくねえけどジャンルとしてはおねショタですね。
スカーレット・ヨハンソンの母親が素晴らしかった。あと靴!
ナチスを描く作品ってくらーーーくなることが多いですがこれは
底抜けに明るい作品で劇中でいっぱい人が亡くなっているはずなんですが気にならない。
ハイルヒトラー連呼とかマジでおかしかったですね、アホです。
これもやっぱりラストが必見。今年ベスト級のラストシーンです。
 
 
⑦透明人間
流石のブラムハウス。
透明人間を主人公にするのではなく被害を受ける女性を中心に置くことで
古い題材ながらこんなに現代的になって、そしてめちゃくちゃ怖くなるのかーというアイデア賞。
レストランのシーンが大好き。
白いペンキをかけてデデーン!ってシーンも声出そうになった。
そこに居そうだなと思わせる撮り方も上手い。
そしてやっぱりクライマックスがもうありがとうございます!でした。
これは絶対入れなきゃなということでこの位置になりました。
 
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY
ジョーカーとの別れまでを振り返るキャッチー&可愛いアニメで5億点が出ました。
その後ハーレイさんの気まぐれで時間軸グチャグチャで語られるストーリー。
思い出の薬品工場を爆破しタイトルドン!ここで5億点。
バーズオブプレイ結成!5億点。
最後の爆発四散ブラックマスクも5億点。
 
⑤ストーリー・オブ・マイライフ
これも言わずもがなです。
構成が特殊で若草物語と続若草物語とが同時進行していくんですがこれが素晴らしい。
過去は暖色、カット短めで現在は寒色、カット長めで出来事をリンクさせながら展開していくんですがこれがすごーーーーい良い。
ミッドサマーのフローレンス・ピューがたまらん。ティモシー・シャラメがかっけえ。
父親がソウルグッドマンで笑ってしまった。
全ての悩める女性、もちろん男性も是非。  
最後の本完成!で打ちのめされた。
 
④パラサイト
アカデミー作品賞。
どんどん貧乏家族がパラサイトしていく前半。
桃を使ってお手伝いさんを追い出すシーンのスパイものみたいな気持ちよさ。
そして後半、金持ち家族が家出てから元お手伝いさんが訪ねてくるところで
映画の方向が変わるんですがそこからの伏線回収とバイオレンスが大好きです。
希望を持たせてからラストシーンのもうどうあがいても。。。ってのが効く。
豪邸の美術も素晴らしいです。
  
 
③ブックスマート
冒頭の2人の仲良しシーンから「あぁこの映画最高のやつだ」とわかる作品。
アップデートされ尽くされた青春映画。
いけ好かないアイツも実は良い面があって、、、という悪い人間が出ない映画。
ピザ屋のあの人もなんだかんだ親切でしたしね。。。
主人公コンビも最高だし神出鬼没のジジも最高。
 
②mid90s
A24配給。ジョナヒル初監督作。
まず最初のA24のロゴが最高。(スケボーカッターン!
親や兄弟との気まずい感じや、背伸びしたい気持ち、
仲間内での揉めごとなどわかるな~と自分に刺さりまくってしまいました。
この映画もラストシーンが最高にイカしてます。
鑑賞後オレンジジュースを飲みました。
関連作品としてよく名前があがる「行き止まりの世界に生まれて」を見られてないので
配信などが始まったら見たい。
 
①燃ゆる女の肖像
この映画は全部の画面がまさに絵画のようで美しかった。
最初の出会いシーン、たまらん。
例の「燃ゆる」シーンからの展開、たまらん。
そして要素が怒涛の様に絡み合う終盤の展開、たまらん。
オルフェウスの神話、"28ページ"、ヴィヴァルディの四季からの壮絶なラストシーンがお見事。
絵筆などの音がASMR的でこれも非常に良かったですね。
作品としての総合力で判断してこの位置に置きました。
オルフェウスの神話ってレズビアンの語源となったレスボス島にも由来があるようで
そこまで考えてんのか~とゾッとしました。
 
 
他にもブルータルジャスティス、マンク、ハスラーズ、ボラットなど良い年でございました。
2021年も映画をいっぱい観たいですね、シンエヴァは内容に関わらず1位にします。